フルフィルメントとは？
フルフィルメントは3つの意味があり、
「実現」「遂行」「達成」のことを指します。
つまり、商品が注文されてから事業者から消費者に届くまでの一連の流れがフルフィルメントにあたります。
含まれる業務には
「在庫管理」「物流管理」「商品の梱包」「発送業務」「決済の入金処理」「顧客管理」「返品やクレームの対応」の7つがあります。
しかし、導入するためにはコストがかかるため企業の規模や予算に応じて判断し、利益を出せるように導入しないと逆効果になります。
3PLとの違い
フルフィルメントは注文に関するコール業務や決済業務がありますが、
3PLはあくまでも物流関係の委託のみになります。
3PLは物流機能のすべて、または一部を第三者に外注して効率化を行いますが、フルフィルメントと比べると範囲が限られます。
このため、
入荷して在庫として倉庫で保管し、注文を受けてスムーズに入荷できるように棚に入れて安全に保管できることがフルフィルメントの特徴になります。
フルフィルメントのメリット
フルフィルメントのメリットは以下の2つで、
商品の注文から配送までを一連の業務として扱えることと
代行サービスの恩恵を受けることになります。
商品の流れは入荷、検品、在庫管理、受注処理、配送と5つのプロセスがあり、
これらの業務は煩雑なためプロに外注することで作業を効率化できて便利です。
また、国内だけでなく海外にも発送しやすくなり、決済の選択肢を増やすことでビジネスチャンスを拡大できます。
フルフィルメントサービスは世界的なECサイトのAmazonなどにも提供し、商品の注文から顧客対応までを一括で対応しています。
このため、ブランド力や集客力をうまく活用でき、多くのサービスを効率良くできることで利用しやすくなっていることがメリットです。
以上のように、
フルフィルメントはECを始めたばかりの事業者や配送業務に圧迫されている状況に最適で、コストを減らして利益を出せるようにすると効果があります。
フルフィルメントのデメリット
デメリットは以下の2つがあり、
顧客管理を外注するため消費者の声やニーズを把握しにくいことと
手数料がかかることです。
消費者の声やニーズは商品に対する意見や要望などを知るきっかけになりますが、なければどのようにすればいいか方向性が分からないままになります。
このため、
消費者の声やニーズを把握できるようにしないと限界があり、すべての業務を外注することに依存すると穴があるため注意が必要です。
次に手数料がかかることですが、在庫管理から商品のピッキング、発送までを一括で外注すると経費が発生します。
このため、
業者の規模や予算に応じて利益を期待できるか確かめ、見合うようにしないと逆に損をすることになります。
フルフィルメントは導入するためにはある程度の費用がかかるため、ただ単に業務に翻弄されていることや楽に通販業務をしたいと考えている場合に向いていないこともあります。
まとめ
フルフィルメントを導入するかどうかは、メリットだけでなくデメリットもあります。
業者の規模や予算、目的を踏まえた上で導入するかを判断しするのが良いでしょう。
inno-staff
